⑧サービス付き高齢者向け住宅
本日サービス付き高齢者向け住宅についてお話させていただきます。
サービス付き高齢者向け住宅とは
高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けることを実現する「地域包括ケアシステム」拡充の施策として、2011年に創設されたものです。
安否確認と生活相談の提供が必須とされている高齢者向けの賃貸住宅です。介護サービスは運営主体や外部のサービス事業者と別に契約を結ぶことで受けることが出来ます。食事の提供や生活支援サービス等を提供している住宅もあります。
※地域包括ケアシステムとは、団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を実現していくための取り組みです。
サービス付き高齢者向け住宅には
「一般型」と「介護型」の二種類があります。
一般型で受けられるサービス
生活支援・身体介護・リハビリについては外部の介護サービスを利用し受ける事となります。又、アクティビティ(レクリエーション)の活動も少ないです。
介護型で受けられるサービス
生活支援・身体介護・リハビリについては施設の職員からサービスを受けることが出来ます。アクティビティ(レクリエーション)も充実しています。
入居条件
一般型
年 齢 60歳以上(60歳未満でも介護認定を受けていれば入居可能)
介護度 自立から軽度介護状態(要支援~要介護1,2)
認知症 受け入れ不可
連帯保証人 必要
介護型
年 齢 60歳以上(60歳未満でも介護認定を受けていれば入居可能)
介護度 自立から要介護5
認知症 受け入れ可能
連帯保証人 必要
※連帯保証人になる方がいない場合は、補償制度を利用する方法があります。各施設にご相談ください。
費用・料金
一般型
月額13万円~25万円となります。(食費・水道光熱費は含まれていないケースがほとんどです。)
初期費用については、「一般型」は多くが賃貸借契約であり、敷金として比較的安価な数十万円で借りられるところが多いのが現状です。
介護型
月額15万円~40万円となります。(食費・水道光熱費が含まれています。)
初期費用については、利用権契約で入居一時金、あるいは賃貸借契約で前払い家賃として数百万~数千万円が必要なケースがあります。
お読みいただきありがとうございました。