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認知症について【介護施設・老人ホーム】

今回は認知症について解説していきます。認知症の種類や、認知症の症状など基礎知識について解説します。

前頭葉(記憶の活用)思い出す

実行機能、意欲発語、人格、情緒様々な記憶を統合し表現

側頭葉(記憶の保管)覚える

聴覚、言葉の意味を理解海馬から送られた情報を記憶

脳幹(生命)

生命活動の根幹(呼吸、循環等)情報の中枢や末梢神経への伝達

小脳(大脳基底核)身体で覚える

全身の動き、姿勢の維持長期(手続き)記憶、無意識に身体が動く

後頭葉(視野)

目で見た情報をそのまま受け取る機能

海馬(一瞬覚える)

情報を短期的に記憶し重要な情報を選択する

頭頂葉(感覚)

空間認知、計算、書字

            

認知症の定義

・認知症の定義(介護保険法第5条の2)

 脳血管疾患、アルツハイマー病その他の要因に基づく脳の器質的な変化により日常生活に支障が生じる程度にまで記憶機能及びその他の認知機能が低下した状態。

 加齢を原因とする疾患+症状が概ね6カ月継続=認知症

・認知症の原因疾患(脳の器質的変化を伴う疾患)

 原因疾患70種類以上、アルツハイマー型認知症が半数以上

・主な原因疾患

アルツハイマー病、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脳腫瘍、脳挫傷、レビー小体病(パーキンソン病)、前頭側頭葉変性症(ピック病)ヘルペス脳炎、梅毒、ヒト免疫不全ウイルス(AIDS)プリオン病、ハンチントン病、多発性硬化症、一酸化中毒症、メチル水銀中毒、慢性アルコール中毒 等

放置すれば認知症となるが早期治療により改善が期待できる疾患

慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症、てんかん、甲状腺機能低下症、

ビタミンB12欠乏症、薬物中毒

認知症症状の目安(認知症高齢者自立度)

正常 認知症状を認めない
 症状はあるが日常生活はほぼ自立、一人暮らし可能
Ⅱa

家庭外で、日常生活に支障をきたす症状、行動、意思疎通の困難さを認めるが、誰かが注意していれば自立できる。「たびたび道に迷う」「買い物や金銭管理にミスが目立つ

Ⅱb 家庭内でも日常生活に支障をきたす症状、行動、意思疎通の困難さが認められる。「服薬管理ができない」「電話応対や留守番ができない」
Ⅲa 日中を中心に、日常生活に支障をきたす症状、行動や意思疎通が困難な様子が認められ、介助を必要とする。「ADLに介助が必要」「徘徊等の周辺症状が見られる」
Ⅲb 夜間にも日常生活に支障をきたす症状、行動や意思疎通が困難な様子が認められ、介護を必要とする「夜間の徘徊等の周辺症状が見られる」
 周辺症状の頻度が多く、常時介護を必要とする

専門医療を必要とする精神症状や、重篤な身体疾患が見られる

※Ⅰ=軽度認知症(MCI) 健常者と認知症の中間にあたる

代表的な認知症

認知症の原因疾患は70種類以上あるが、アルツハイマー型認知症で5割以上、4大認知症の合計では8~9割を占める。

2016年以降、介護が必要となる主な原因の第1位は認知症

代表的な認知症

  アルツハイマー型認知症

  血管性認知症

  レビー小体型認知症

  前頭側頭型認知症

アルツハイマー型認知症

アルツハイマー型認知症を発症すると海馬、大脳(前頭葉、頭頂葉、側頭葉)の細胞が徐々に脱落、脳が萎縮する。

初期

数日前の記憶や時間軸が曖昧になり、同時並行で物事の処理を行う事が難しくなり、IADL(買い物や調理など)が徐々に困難になる。

中期(2~5年)

記銘ができず、場所や衛生概念が曖昧、注意力散漫になり、感情を抑えられなくなる。ADLが徐々に困難となり、BPSDも出現しやすい。本人は過去の世界で過ごし、現実の世界との戸惑いを感じやすい。

末期(5~10年程度)

食事も介助が必要となり、運動機能も徐々に喪失、誤嚥を繰り返し、発症から概ね10~15年程度で逝去。本人は、言葉を発さず感情を失い、寝たきりになる。

脳血管性認知症

脳血管疾患(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血等)により脳細胞が突然死滅、ダメージを受けたことが原因で発症。脳の損傷部位により、症状は様々。医学的管理(受診、服薬、栄養水分、運動等)により、原因疾患(糖尿病、心房細動、高血圧症)の治療を行うことが必要。医師が、症状の改善が見込めると判断したものは、高次脳機能障害として、認知症とは区別される。

レビー小体型認知症

全身の神経細胞にレビー小体(蛋白質)が沈着する疾患。大脳皮質に多く沈着するとレビー小体型認知症を発症。後頭葉の血流低下が特徴で小脳、脳幹にもダメージが多い

初期(3年程度)

レム睡眠障害、リアルな幻視、薬剤過敏性が見られる。幻視は本人にとって脳現実のできごとだが、周囲には理解されずに話を否定されることで戸惑い、鬱症状が見られる場合が多い。本人の話を否定しない。内服による体調の変化が疑われる場合、速やかに医師に相談

中期(2~8年程度)

自律神経症状(失神、低血圧、便秘等)が出現、パーキンソン症状が進行。本人は、体が動きづらく転倒や失神も増え、さらに鬱症状が悪化する。転倒を防ぐ環境を整える。家族に失神による事故は防ぎきれないことの説明。

末期(8~10年程度)

活動性が低下、発症から概ね10年以内に逝去本人は、認知症や骨折等により、寝たきりに。尊厳の保持、家族に誤嚥は防ぎきれんないことの説明。

前頭側頭型認知症

大脳(前頭葉、側頭葉)の神経脱落、蛋白質の沈着がある。指定難病127,前頭側頭葉変性症(ピック病)を原因とする。概ね70歳以下で発症、若年性認知症の比率が高い

初期~中期

人格が一変。易怒性や幼児退行が見られ、脱抑制的になる。単純動作の反復、強迫的儀式的な行動が見られる。他者への共感はなく、社会人としてのマナーが失われる。静止困難な同じ行動の繰り返し(常同行動)、堂々と他人の物を持ち去る万引き行為等の社会性欠如が見られ、注意されても謝ることなく無視して行動を続けるため、警察沙汰になり、近隣との関係が悪化する。本人には病識がなく、他人の気持ちが理解できない。脱抑制的な症状や静止が困難な常同行動は、精神保健指定医や精神科医による診断・処方による対処療法(内服薬による症状抑制)となる。

末期

活動性が低下、発症から概ね10年以内に逝去。本人は、意欲、自発性が低下し、寝たきりになる。尊厳の保持、家族に誤嚥は防ぎきれない事の説明。

中核症状と行動心理症状(BPSD)

・中核症状

脳細胞の神経変化が原因→改善しない

記憶障害、見当識障害、(時間、場所、人)理解判断、実行機能障害、失認、など

・行動心理症状(BPSD)の誘発要因【個人因子・環境因子】

 身体状況  

疾患、痛み、痒み、不快、便秘、薬剤、脱水、低栄養
  生活環境        住居、家具の配置、施錠、拘束
  感覚刺激        寒暖、音光風、臭気、色模様
  対人関係       叱咤、指示命令、喧嘩、無視
その他 約束事、ルール、規則

・行動心理症状(BPSD)

認知症の種類や進行状況により、中核症状と行動心理症状(BPSD)の範囲は変化する。幻視、幻聴、被害妄想、昼夜逆転、暴言、暴行、介護抵抗、徘徊、不潔行為、食異常、性的行動 など→改善が期待できる

本人主体の支援=快適・納得・安心→BPSD改善

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は脳の役割や主な認知症の症状や治る認知症のなど解説させていただきました。介護施設(老人ホーム・デイサービス等)を利用されている高齢者7~9割は認知症があると言われています。家族や介護施設(老人ホームやデイサービス等)に従事する介護士も認知症を理解し関わることで目の前の高齢者が安心すると思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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