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⑤有料老人ホーム

本日は介護付き有料老人ホームにつてお話させていただきます。

 

有料老人ホームとは

複数の高齢者が入居している場で、食事、介護全般、家事支援などのサービスを受けられる施設で民間の事業者が中心に運営しています。主に、介護付き有料老人ホームと住宅型有料老人ホーム、健康型有料老人ホームに分類されます。

本日は介護付き有料老人ホームについて解説させていただきます。

 

介護付き有料老人ホーム

介護付き有料老人ホームは介護保険上で”特定施設入居者生活介護”として指定を受けているため、施設として介護保険による介護サービスが提供できます。

なので、施設の職員が介護サービスを提供する為、受け入れできる幅が広く、介護量の多い方でも施設の入居が可能です。

施設によっては医療ケアを必要としている人の受け入れも可能です。文化活動やイベントも充実しています。

 

サービスの内容や介護士、看護師の配置について

介護付き有料老人ホームでは、食事の提供、掃除、洗濯、買い物といった生活援助。食事、入浴、排せつのサポートといった身体介助まで、様々な介護サービスが提供されています。

職員の配置としては

・介護職員または看護職員を要介護者3名に対して1名以上配置すること

・介護職員を24時間常駐させること

・看護職員を1名以上、日中常駐させること

・協力医療機関を定めること

・ホーム内に生活相談員や介護計画を作成するケアマネージャーも常駐

品質の高い介護を期待できます。

 

入居条件

基本的には65歳以上であれば、自立生活が可能な方、要介護の方、認知症の方を問わず、入居することができます。また、介護レベルや病状に応じてフロアを分けるなど、入居者の生活のしやすさにも配慮されていることが多いです。

 

 

費用・料金

月額15万円~30万円となります。

内訳として家賃・管理費・食費・日常生活費・介護サービス費用の1割~3割となります。

その他かかる費用として

医療費(薬代、往診代など)5,000円~1万円

おむつ代(必要な方のみ)5,000円~15,000円

オプションサービス(施設によって異なります)

買い物代行 1,000円

規定回数以上の入浴代(介護保険法上、週二回の入浴と定めがあります。) 1,000円

通院費 5000円~

 

入居一時金について

入居一時金とは、入居時に支払う費用のことで、入居施設を終身にわたって利用するための費用です。

入居一時金の金額は施設によって様々で、0円~数千万円となります。

施設ごとに償却期間や償却率が定めており、償却期間中に途中退去した場合は未償却分が返還金として戻ってきます。

 

返還金例

入居一時金300万円とし初期償却30%(90万円)償却期間60ヶ月(5年間)の場合

上記の条件で3年6カ月で退去した場合

300万円×(1-30%)×(5年間‐3年6カ月)÷5年間=63万円の返還となります。

算出方法

返還金=入居一時金×(1-初期償却費)×(償却期間-入居月数)÷償却期間

 

お読みいただきありがとうございました。

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