⑨グループホーム
本日はグループホームについてお話させていただきます。
グループホームは介護保険上では認知症対応型共同生活介護とも言われています。同じ施設のことを指しています。
グループホームは認知症高齢者を対象にした小規模の介護施設です。”ユニット”と呼ばれる単位に分かれ、家事などの日常生活上での役割を持ちながら共同生活を行う場です。
1ユニットは最大9名で構成されます。
認知症高齢者は環境変化に適応できない事がるので、いつも同じ方々とで生活できるユニット型の生活環境は、認知症ケアに適しています。
グループホームは看護師配置が義務付けられていません。看護師がいないグループホームでは、医療行為が必要になるなど身体状況によっては退去せざるを得ない場合があります。
サービス内容
介護ケアや機能訓練しています。適切な介護ケア(入浴・食事・排泄)を受けながら、リハビリやアクティビティー、日常生活の作業などによって機能訓練を行い、認知症の進行を遅らせます活動が充実しています。又、生活のサポートとして、グループホームでは、普段の生活の中でスタッフが、見守り、掃除、洗濯、料理などのサポートを行います。 基本的には、できるだけ入居者が、洗濯物をたたんだり、掃除機をかけたり、料理を作ったりと作業を行うことで認知症の進行を遅らせる事を目的としているため、スタッフはあくまでサポートを行う形が多いです。
では、どのような方が入居されるのか?
入居条件
・大前提に医師から「認知症」の診断を受けていること。
・65歳以上の高齢者で、かつ要支援2または要介護1以上の認定を受
けている方
※特定疾病を持っている場合は65歳未満でも入居可能な場合がある
※特定疾病については②介護老人保健施設で紹介しています ⇒ 記事はこちら
・施設と同一の市区町村に住民票がある方
※グループホームは介護保険上で「地域密着型サービス」として位置
づけられています。つまり、地域密着型サービスとは、その地域に
住む高齢者のためのサービスとなるため、同じ市区町村に住民票
がある方のみ入居が可能となります。
入居方法
1、グループホームへの申込みは、施設に行います。
2、希望施設に入居申込書を提出する。
3、入居者本人、家族、施設スタッフで面談を行います。
※面談では施設の方針や概要の説明、入居者の健康、生活状況の 確認などが行われます。
4、施設により入居判定の会議が行われます。
※提出書類や面談の内容、要介護度、健康状態などから総合的に判断され、入居の可否が判定されます。
5、入居契約
6、入居
提出書類
- 住民票
- 健康診断書
- 診療情報提供書(医師からの紹介状)
- 所得証明書
- 健康保険証・介護保険証のコピー
費用・料金
初期費用は保証金や入居金などの名目で0~100万円程度となります。
月額13万円~20万円となります。
内訳として家賃・管理費・居住費・食費・介護サービス費の1割~3割となります。
お読みいただきありがとうございました。